規定未到達人

二浪一留、行きつく先は

転身

夏という季節を、これほどまでに感じないというのは、生まれて初めてかもしれない。

 

・・・こんな気取った書き始めで記事を投稿したのも、もはや2年前の出来事である。

昨年までの2年間の夏は完全に堕落しきった学生であり、出席せねばならない講義がある場合のみ大学へ赴き(とはいえサボタージュの日も多かった)、夏休みに入れば、夕方にアルバイトがある場合のみ外出し、あとは自宅に引きこもり...な生活を送っていた。

アルバイト先も空調が効いた場所であったため、つまりはほとんど外気に触れることなく夏を過ごしていたことになる。

 

しかし今年は、この2年間を合わせた分を凌ぐほどに外気に触れ、夏を感じている。

それだけほぼ毎日外に出ることが多いのだが、ひとまず先に言ってしまうと、

 

 

筆者は4月から新卒社会人として生活している

 

 

という件についてご報告。

加えて、現状に至るまでの過程を述べさせていただく。

・・・

 

二浪一留の大学5年生だった昨年の夏には、まずは大学の卒業、働き先はその後に考えようと内心考えていたのだが、就活をしていないことを家族に咎められ、舐め腐った思考はあっさり否定され、10月頃から就活を渋々始めた。

偶然にも、昨年は就職界隈は売り手市場ということもあり秋以降の追加募集を行う企業も多く、持ち前の外面の良さを生かしつつ何社かの面接を経た後、12月末にクリスマスプレゼントと言わんばかりに内定を得、就職先も決定した、というわけである。

 

とはいえ、その時点では卒業も確定しておらず内定辞退も覚悟していたため、一向に心が晴れることはなかった。

年が明けてからは2月頭まで試験期間、ここで5年間の大学生活で唯一の”フル単”を成し遂げ、念願の卒業を果たした。当時の浮き上がりっぷりは5ヶ月前の記事をご覧いただければお分かりになるだろう。

ただ、就職先は自動車運転免許が必須であり、2月末の時点ではまだ取得していなかった。取得を入社日に間に合わせるには免許合宿に行くしかないと踏んでいたのだが、3月は非常に混雑する時期であり、そんな突然電話したところで受け入れてくれる所もあるわけがない。

(そもそも事前に予約しておけという話ではあるが、あまりにも自堕落&先のことをを考えられず、頭からすっかり抜け落ちていた)

...が、奇跡的に3月2日から受け入れてくれる合宿所があり、急きょ栃木への2週間の幽閉が決定した。

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最大4人の相部屋。相部屋しか空いていなかったとはいえ、同居人の高校生たちは話しやすくいい子で、何よりも料金が安く済んだ

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空いた時間とバスの時間が合えば、無料で温泉に入ることもできた。入浴後はコーラが1番だが、この温泉の自販機には何故かコーラがなかった。さすがは栃木というべきか

 

そういうわけで、二浪一留一仮免落ちの筆者も本試験を通り、3月の19日帰京、23日の卒業式に出席、26日に運転免許を取得し、すぐ入社となり、2ヶ月近い研修期間を経て、実家から通える支店へと配属されて現在に至るわけである。

・・・

 

社会人になったからにはもちろん、毎朝電車に乗って始業時間に遅刻、または欠席することなく勤務先に行かねばならず、週5日必ず外気に触れることになる。

加えて、就いた仕事の関係上車で外出することも多く、季節に関係なく業者との顔合わせ、肉体労働が強いられる。

昨年までの2年間を合わせた分を凌ぐほどに夏を感じているというのは、こういうわけである。

・・・

 

一応社会人としての一歩を踏み出したはよいが、今の仕事を30年も、というより1年、2年先まで続けていくという考えはほとんどなく、むしろ辞めてやるといった心構えでいる。

(注意:最近の若者は根性がないとマウントを取られても、すべて事実なのでマウントになっていない)

週2日の休みが平日というのもあり、周囲と同じように土日に休めず知り合いとも中々会えないというのが、昨年ほとんどの知り合いと連絡を絶っていた筆者にとっては大きなストレスとなっている。

仕事内容にこれ以上踏み込むと特定されかねないので割愛するが、何も考えずに就職先を決めてしまったことを今になって後悔している。

とはいえ転職することも考えられなくなっているため、このままズルズルと続けていくのだろうか。

・・・

 

今回は生存報告ということで、ここまで。

社会人として過ごす夏は、とても過酷なものになりそうだ。